この日は5曲が語られたが、僕は最後に歌った曲が好きになった。
朗唱のような流れる節。
詞の多い歌は、リズムや音程に独特な揺らぎを生み出す。
SAHOは、その揺らぎを、持ち前のしなやかさでそよ風のように歌う。
僕らはただ、耳をそばだてているだけでいい……。