「そう言えばここ数ヶ月、SAHOからの誘いを断り続けていた。
以前のように、足を運ぶことが出来なくなってしまっていたのだ。
それが続くことは、僕だって、気分のいいものじゃない。
しかし今回もよりによって私用の前夜。
だが、トップバッターだと聞いていたので、それならいいか、と、
僕は彼女のライブへ出かけたのだった。